遺産分割の方法

遺産分割協議にあたって、基本的に以下の3つの「遺産分割方法」があります。

(1)現物分割 ・・・ 財産をそのままの形で分ける。

相続人A様と相続人B様で2分の1ずつ所有権を相続する。(共有)

*原則として、不動産の共有はお勧めしません。A様、B様の相続の場合に問題が発生する可能性(兄弟の不仲等)があり、また不動産をすべて売却するときに一方の所有者の同意が必要になり、売却しにくい状況が想定されます。


(2)換価分割 ・・・ 財産の一部を売却して金銭に換価し、その金銭を分ける。

*実際に被相続人の土地を売却する時期が明らかであれば問題点は少ないですが、不動産を売却した際、不動産譲渡取得税(売却代金の約20%)が課税されます。


(3)代償分割 ・・・ 財産の現物を一人が取得し、他の相続人に金銭を支払う。

*たとえば、被相続人の不動産を相続人Aさんが単独で相続し、その評価額(土地については「路線価」、建物は固定資産評価額)の2分の1相当額を、A様がB様に金銭で支払うものですが、A様にその金銭を支払う能力があるか否かが問題になります。